「幹部引き回しの運動になっていないか、全労連」

 新しい年がスタートしましたが、安倍首相の最近の言動を見ていると、どのような日本になっていくのか不安になります。

 社会保障の切り捨て、消費税増税などに反対をするたたかいを強化し、国民・労働者が結束してたたかう必要があるにもかかわらず、労働組合への結集が希薄になっているのが職場の現状です。労働組合が何をやっているのかが見えなくなっています。

 労働組合の中で二つの勢力が争っている時は、目線を職場におき、地域の人たちとともに春闘を闘っていましたが、今年の春闘準備をみている限り、一部役員の運動にしか感じられません。組合の組織率や運動への参加率をみても、そうした傾向が明らかです。

 執行部だけの運動になっている労働組合を目の前にするとき、春闘方針書の文字も空虚に響き、全労連の運動に未来はあるのか不安になります。

 

                                               [Jan]