全国都道府県委員長会議は相変わらずの方針
前回このホームページ「うず潮」に、共産党第26回党大会と党勢拡大について投稿しましたが、共産党大会が終了し、2月3日全国都道府県委員長会議が開際されました。その中で山下新書記局長は下記のような発言を行っています。
前回の投稿とダブりますが、日本共産党は第26回大会にむけて、第9回中央委員会総会で『「大運動」目標総達成の特別期間」』を呼びかけ、この大運動は「党員拡大を中心に・根幹」にすえた運動とありました。(目標として①党員2万人②「新聞赤旗」読者を第25回大会の水準の回復・突破となっています。)
今回山下書記局長はその結果を、大運動の中で党員拡大は6,848人を入党させたと報告しています。これは目標の31.74%でしかありません。日刊紙と日曜版は4ヶ月連続で前進したと報告されていますが。具体的数値について何ら触れていません。(前回の報告では、選挙後三ヶ月連続後退し、前大会比で、H 86.5%・N 84.1%であるといっています。)
具体的数値を発表すると、大運動に見合った数値に至っていないため、「4ヶ月連続前進」と曖昧な報告にとどまっているのでしょう。
また、「3文献」(大会決議、中央委員会報告、結語)の読了が基本で、その中から党勢拡大の持続的発展へつながるとして、全党員に3文献を読めと、発破の報告を行っています。
3文献を読めば、党勢拡大が発展し、共産党が大きくなる。などはこれまでの経過からあり得ないのではないでしょうか。
人々は自らの運動の中で自覚的に自己変革し、自らのおかれている状況を把握し、大きな運動の流れとなっていくのです。
大衆運動を党勢拡大の場としてしか、とらえられない共産党では、未来への展望は開けないでしょう。
K・H