最近の共産党指導部について


 4月27日付赤旗に「躍進した力でたたかいと党勢拡大へ」中央委員会常任幹事会方針がのった

 3中総が出たとき、私は唖然とした、なぜなら、あの苛烈な拡大月間いや年間とも云うべき党勢拡大運動についての総括が全く触れられていないことである。 党員2万人の目標に対しい何人増えたのか、赤旗(H・N)の目標は達成されたのか全く梨の礫である。

 少なくとも科学的社会主義の立場に立つ指導部が、あの大闘争をどう総括したのか明確に出来ない事は何故なのか、そして今回も「党を強く大きくすることです。3中総で決めた国政選挙の新しい目標=「850万票、得票率15%以上」を来年7月の参議院選挙で達成することを正面に据え、「党勢倍加」「世代的継承」という二大目標達成を目指して、大きな党づくりに踏み出しましょう。総選挙といっせい地方選挙での連続躍進を受けて、国民と党の関係に大きな前向きの変化が起こっています。客観的にも主観的にも、党勢拡大のこんな大きな条件が存在するときはありません。

この条件を余さずくみつくして、強く大きな党づくりに挑戦しようではありませんか。」と結んでいます。

 確かに各選挙の得票状況は少々増加していますが、投票率が低下したため、組織政党としての有利と同時に自民党に対抗する政党が消滅状態にあったことが大いに作用した物と考えられます。

 また常に党の現体制については「今回のいっせい地方選挙を、前回時比で、党費納入党員数で95・0%、「しんぶん赤旗」日刊紙読者数で88・8%、日曜版読者数で86・4%でたたかいました。」と前回比で数字を示している。

 ほとんどの選挙総括がそれぞれの前回選挙の党員数と赤旗本誌と日曜版の部数を基準として00.0%で表示されており、実数は記載されていない。

 先に記載したようにあの拡大月間はどうしたのだろうか、 今回も党勢倍加と目標設定しているが過大な目標であり、これを目標に叱咤激励され発破をかけられる党員は、ああ~~またかとなるのではないか。過大な先の見えない方針と言わざるを得ない。