―― 日立神奈川争議第二次総括集より ――

Ⅶ さらなる闘いに向けての展望と決意
日立資本との12年に及ぶ闘いの総括集「闘って切り拓いた勝利」を、03年12月に刊行しましたが、本総括集では、その時点で明らかにできなかった内容や、書くことが出来なかった事実関係についても書くことにしました。
闘いの中で起きた、日本共産党からの不当な介入、そして団の分裂においても、闘いはまだ半ばですが現時点での総括を行いました。
当初は、東京の運動や全労連などからの横槍、中盤には神奈川労連と日本共産党神奈川県委員会が一体となっての不当な介入により、日立資本との闘いは困難を極めました。全労連が一方の側に付かず正しい労働運動としての争議支援の姿勢を貫いていれば、もっと早く高水準の解決ができたことでしょう。
同様に、県委員会や神奈川労連が、団員であった宮崎や中村の一方の側に立った分断策動を行っていなければ、もっと日立資本を追いつめた解決ができたでしょう。
中村裁判では、こうした日本共産党の介入実態を明らかにし、党の指導の在り方の核心に迫りましたが、いま一歩のところで、党の民主化を求める取組みを悲観的にとらえる勢力と団員の一部が結託したことから運動が不十分のままに終わってしまいました。
このことにより、労働運動に元気がないという状況に拍車がかかり、反合理化権利闘争も衰退している状況にあります。
地労委の労働者委員を取った一方で、それを支える大衆運動を日本共産党県委員会と神奈川労連が衰退させてしまったのです。
神奈川に、地域から沸き起こるかつてのような壮大な総行動の片りんも残っていないことを残念に思いますが、新しい運動の萌芽は全国各地で生まれており、私たちはこうした運動と合流しながら、逆流を乗り越えて大きなうねりを作り出していく決意です。

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